倚門の望(いもんのぼう) 2018年11月23日 事例集・名言 0 門で我が子の帰りを待ち望む 母親の心情を表わす言葉。 「倚閭の望(いりょのぼう)」 ともいう。 15歳の若さで王に仕えた 王孫賈(おうそんか)の母の言葉。 「あなたが、朝出かけ夕方帰るとき 家の門にもたれて待っています。 また、夕方出かけ朝帰るときは 村の入り口の門で もたれて待っているのです。 今、戦で敗北し、王の行方が分からぬ からと大切なご主君を探さず おめおめ家に帰ってくるとは 何事ですか?」 はたと我に返った王孫賈は奮起し、 王の仇討の兵を挙げ、恥をすすいだ のである。 発破をかける言葉だったのですね。 もっと孝行しなさいという言葉 かと思いました。 気丈な母ですね。心配して待っている 息子が死んでしまうかもしれない 選択をするかもと 思わないはずないんですが、(;'∀') それを受けて行動した王孫賈も 立派ですよね。しかも15歳で 決死の覚悟で仇討ちとは……。 送り出した後の 母の気持ちを考えると複雑です。 [0回]PR
いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん。 2018年11月23日 事例集・名言 0 孔子と弟子の問答で孔子の答え 「神々にはどのような態度で 仕えるべきか?」 と尋ねた弟子に対し、 「まず人によく仕えるべきだ。」 と返し、 「では死とはなんでしょうか?」 と弟子が聞くと、 「生の意味さえ分からんのだ。 まして、死など。」 と答えたという。 人間の死は悼むべきであっても 生きている側であってこそ 悼むことが出来る。 興味はあろうが、 死への興味より生きている今を 大事にするべきと説いている ように聞こえる。 [0回]