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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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倚門の望(いもんのぼう)


門で我が子の帰りを待ち望む
母親の心情を表わす言葉。

「倚閭の望(いりょのぼう)」
ともいう。


15歳の若さで王に仕えた
王孫賈(おうそんか)の母の言葉。

「あなたが、朝出かけ夕方帰るとき
家の門にもたれて待っています。
また、夕方出かけ朝帰るときは
村の入り口の門で
もたれて待っているのです。
今、戦で敗北し、王の行方が分からぬ
からと大切なご主君を探さず
おめおめ家に帰ってくるとは
何事ですか?」

はたと我に返った王孫賈は奮起し、
王の仇討の兵を挙げ、恥をすすいだ
のである。


発破をかける言葉だったのですね。
もっと孝行しなさいという言葉
かと思いました。

気丈な母ですね。心配して待っている
息子が死んでしまうかもしれない
選択をするかもと
思わないはずないんですが、(;'∀')

それを受けて行動した王孫賈も
立派ですよね。しかも15歳で
決死の覚悟で仇討ちとは……。

送り出した後の
母の気持ちを考えると複雑です。

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いまだ生を知らず、いずくんぞ死を知らん。


孔子と弟子の問答で孔子の答え

「神々にはどのような態度で
仕えるべきか?」
と尋ねた弟子に対し、

「まず人によく仕えるべきだ。」
と返し、

「では死とはなんでしょうか?」
と弟子が聞くと、

「生の意味さえ分からんのだ。
まして、死など。」
と答えたという。


人間の死は悼むべきであっても
生きている側であってこそ
悼むことが出来る。
興味はあろうが、
死への興味より生きている今を
大事にするべきと説いている
ように聞こえる。

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