韓非子 和氏(かし) 完璧の語源の事例 2018年09月18日 韓非子 2 それ珠玉は人主の急とするところなり。 和、ハクを献じていまだ美ならずといえども、 いまだ王の害ならざるなり。然るになお両足を切られ 宝すなわち論ぜられる。宝論ずるもかくのごとくなり ある男が宝石を見つけ王に献上した。認められなかったばかりか ペテン師だとして足切りの刑をうけた。王は宝石を求めていたにも かかわらず。政策を提案するのならそれ以上に難しき問題だ。 昔、楚の国に和氏という男がいた、山中で粗玉を見つけ、 レイ王に献上した。宝石鑑定師は石ころと鑑定した。 怒ったレイ王は足切りの刑にし、左足を切らせた。 武王の時代になり再び献上するとまたもや右足を切られた。 文王の時代になり、今度は山のふもとで3日3晩泣き続けた。 「宝玉が石ころと言われ、正直者がペテン師だと言われたことが くやしい。」と…。 文王は粗玉を磨かせてみた。それはまことの宝玉であった。 彼の名前を取って「和氏の壁」(かしのへき)と呼ばれた。 全き以って完全に壁であったというわけである。喜ばれるはずの 宝石でもこのような辱めを受けるのだから、社長に政策を言ったところ で嫌われるだけだ。こんな風に部下に思わせない雰囲気造りが重要だろうな。 [0回]PR