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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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韓非子 十過(じっか) 過ちには十種類ある⑩


10.外国の力に頼り切ること

昔、秦に攻め込まれた韓の王が対応を誤ったお話。

秦が韓のギヨウに攻め込んでいよいよ韓が危ないとなったとき
韓の丞相は「秦に使者を出し、連合して楚を攻めましょう」
と進言した。

韓王はさっそく秦に贈り物と都市を差し出す
ため、使者と贈り物の準備を始めた。
韓と秦の動きを知った、韓の同盟国、楚はあせり韓王に対し
「我が国は韓に対し援軍の準備をしています。どうか
見誤った対応をなさらぬように」…と。

韓王は大変喜び使者派遣を中止させた。韓国丞相は
「いけません。実際に攻め込んできてるのは秦であって
楚の援軍は見せかけです。甘言を信じては国を無くしますぞ。」
韓王は甘言を信じ丞相の言葉を聞き入れなかった。

何度も韓から楚に援軍要請の使者が行ったが楚は
なんだかんだと理由を付け断り続けた。
やがて国が削られる結果に終わり韓王は笑いものになった。

孫子にも虚実を見誤ってはいけないみたいなのありましたよね。
対処する順番や本質を見なければならないのですね。

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