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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

韓非子 十過(じっか) 過ちには十種類ある⑨


9.忠臣の意見を聞かないこと

昔、斉(せい)の桓公(かんこう)は春秋五覇の筆頭となった。
かの有名な政治書のもととなった管仲(かんちゅう)
の助けがあったからだ。その管仲も年を取り家に
引きこもるようになった。桓公は管仲を訪ねるとこう聞いた。

「不幸にしてこのままお前が復帰できねば誰を頼るべきか。」
…と。
「まずは公のお心はいかかですか?」と聞き返すと
「鮑叔牙(ほうしゅくが)ではどうか?」
「いけません。ヤツは強情、頑固そして凶暴です。強情では
人民を乱暴に扱います。凶暴なら働く気が起きません。」

「では、ジュチョウではどうか?」
「ヤツは宦官自分の体すら大切にできないものが
人民を大切にするはずないのです。」

「では衛の公子開方(かいほう)では?」
「向きません。衛は近いのに15年も帰っていません。
親すら大切にしないのです。公を大切に思うはずないのです。」

桓公はこの忠言を無視してジュチョウを補佐役にしてしまった。
3年後反乱がおきてついに殺されることになった。

周知を集めるとはよく言うけれど私も自身の意見に
固執してしまうな。(;'∀')相談大事ですね。


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