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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

一毛抜いて天下を利するも為さず。


楊朱の考え方を孟子が
例えた言葉。

楊朱は墨子と同じ時代に生きた
道家に属する思想家である。

極端な利己主義を唱えた。
ある時、墨家のものが楊朱に聞いた。

「もし髪の毛を1本抜くだけで
天下を救えるとしたら抜きますか?」

「髪の毛では救えまい」

「もし救えるとしたらです。」

楊朱は答えなかった。
代わりに答えたのは弟子であった。

「皮膚を傷付ければ大金がもらえる。
その場合どうするか?」

「傷つけるね。」

「では、腕を切り落とせば一国を与える
といわれたら?」


「髪1本より肌が大切で肌より
腕が大切なのだ。」
「髪が集まり肌を守り、肌が集まって
腕を保護する。髪1本と言えど
身体の一部である。だから髪1本
と言えど、粗末にしては為らない
ということだ」


大げさかと思いましたが自身の体
についての考え、
考察は素晴らしいですね。

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