墨子 非楽(ひがく)編 音楽の害悪 2018年11月13日 墨子 0 「仁者の天下のために度るや その目の美とするところ、 耳の楽しむところ、 口の甘し(うまし)とするところ、 身体の安しとする ところのためにあらず。」 「楽器を用うること、 これをたとうるに聖王の 舟車(しゅうしゃ)を為る(つくる) がごとくならば、 すなわちわれあえて非とせざるなり。」 仁の志がある者が天下の為に 行うことは、己の目が美しいと 感じることや、 耳に心地よい音楽を聴くことや おいしいと感じるものや 心地よいと感じる邸宅を 建設することではないのだ。 楽器を使って音楽を奏でる これが聖王で言うところの 舟をつくり、川の交通を便利にし、 車をつくり、道を開拓する こういった事に通じるならば あえて批判するモノではない。 だが、農耕に励まず、生産に従事 すべき青年や少女を楽器の演奏に 使って生産に害をあたえている。 一人で聞くのはもったいないなどと 言って役人の公務をほっておかせて 一緒に聞き、公務に害がある。 国が危うくなる。 だから、音楽を批判するのだ。 これは、時代が違うので一概には 賛成できないですね。 音楽を仕事にしてみんなを 癒すことで生産活動を行っているし 税金も払っている。 アーティストによっては 慈善活動を通じて社会貢献している。 聖王は大げさかもしれないけれど 現代社会には 必要な文化なのかもしれない。 安室さんとかモロ世代で ニュース見てなんだか誇らしく 感じたものです。(笑)( *´艸`) [0回]PR
墨子 天子(てんし)編 天にも意思がある。 2018年11月12日 墨子 0 「それ天は、 林谷幽カン(りんこくゆうかん) 無人となすべからず。 明にして必ずこれを見る。」 「天下義あればすなわち生き、 義なければすなわち死す。」 「かつそれ義は政(ただ)すなり 下よりこれ上を政すなし、 必ず上より下を政す。」 「天意に従うは、義政なり。 天意に反するは、力政なり。」 つづきはこちら [1回]