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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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現場を知らずに


それ将は国の輔(ほ)なり。
輔周(ほしゅう)なれば
すなわち国必ず強く

輔隙(ほげき)あれば、
すなわち国必ず弱し。

故に君の軍に患(うれ)うる
所以のものに、三あり。

軍の以って進むべからざるを知らずして
これに進めと謂い、

軍の以って退くべからざるを知らずして
これに退けと謂う。
これを軍を縻(び)すと謂う。

三軍の事を知らずして
三軍の政を同じくすれば、
すなわち軍士惑う。

三軍の権を知らずして
三軍の任を同じくすれば、
すなわち軍士疑う。

三軍すでに惑い且つ疑わば
すなわち諸侯の難至る。

これを軍を乱し勝を引くと謂う。



将軍というのは君主の補佐である。
補佐と君主が親密にしていれば
国というのは強くなる。
逆に親密さを欠くことがあれば
国は弱くなる。

このように将軍とは重要な
職責である。
君主が余計な口出しをすれば
軍を危機に陥れるものだ。
3つの場合がある。

第1に進むべきでないのに
進撃を命令して
退くべきでないのに
退却を命令する場合である。
これでは足かせを
付けているようなものだ。

第2に軍内部の実情を
知りもしないで軍の政治に
干渉する場合である。
これでは混乱をきたすだけだ。

第3に指揮系統を無視して
軍令に干渉する場合である。
これでは疑念を抱かせかねない。

君主が混乱させ疑念を
抱かせたとあれば他国が
攻め込んでくる。

君主の余計な口出しは
まさに自殺行為である。



あるあるですね。(;'∀')
現場に鶴の一声があって
対応に追われる。
形上、不満は聞くけど
解決にならない。

上に立った時にこういう
気持ちを抱かせないように
しなきゃいけないですね。





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