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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

純粋理性批判 カント


人間の理性による認識は
どこまで可能になるのか?
を分析したカントの代表作。
1781年刊行。

この本は、形而上学
(けいじじょうがく)
1解説は下記に。
の概略図を作る為に
書いたとされます。

カントに因れば一切の思考は
「直観」によって生まれる
とあります。
対象がある仕方で意識に
触れることで意識します。
受け取れる能力を「感性」
と言って直観につながります。
思考途中に「悟性」

(ごせい)によって思考され
理解に至ります。
2つの段階に分けて物事を
理解するのです

〇感性…物事を時間と空間軸で
認識する。いつ、どこでなど。

〇悟性…どんなジャンルかを
認識する。勉強会がある。など。

このような思考は経験に
よってカテゴリー分けされた
世界を作っているにすぎません。

これ以上は「理性」によって
判断され人それぞれに
意見が変わります。
理性の限界を探ると
すれば必ず二律背反状態
(*2)になるのだと
述べています。

自身の話はどんなに
頑張っても2割くらい
しか伝わらないそうです。
話し合っても平行線を
たどって決着が
つかないのはこういう
ことかもしれませんね。

1…形而上学
(けいじじょうがく)
…世界の存在の根底の原理の
追究、神や霊魂まで
研究対象とした学問。
第一哲学の事。

2…二律背反
(にりつはいはん)
…例:「私は嘘しか言わない」
のようにどちらとも
とれるようなこと。

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