君子過つも小人に失するなかれ

君子の処遇に欠けることが
あっても小人を過大評価
するよりはマシである。

君主の心掛けるべきは
1.臣下が地位に
ふさわしい徳を備えているか。
2.俸禄にふさわしい
功績を立てているか。
3.官職にふさわしい
才能を持っているか。

これは国を治める基本である。
君子を高い地位に付けなくても
深くは恨まれないが
小人を高い地位に
付けた場合実害は
計り知れないからだ。


現在でいうところの
人事評価ですね。
難しく口が上手い人物が
出世しますからね。
結局スキキライになりますしね。

国に四維あり

維とは太い縄の事。

国を治める大綱が４つ
あるのだと言います。

一維絶ゆれば傾く。
二維絶ゆれば危うし。
三維絶ゆれば覆る。
四維絶ゆれば滅ぶ。

礼義廉恥であるという。

誰もが節度を守る
自己宣伝はしない事。
過ちは隠さぬ事。
他人の悪事に加担せぬ事。

これは不正をせぬことのみに
言及しているのかな？
今も昔も変わりませんね。