老子 根元に返る 2018年12月21日 老子 0 自意識を捨て去って「静」に返る。 「静」とは何か? 万物は等しく生成発展しているが 循環を経て現象以前の状態に戻る。 草木は茂り栄えるがやがては その根に返る。 この根元に返った状態を「静」という。 自然必然なのだからこの働きを 「命に復する。」という。 宇宙を貫く法則である。 これを知ることが「明知」である。 知らなければ私意に惑わされ 軽挙妄動し、よからぬ結果を招くのだ。 すべてを包容し、公正無私であることが 徳であり、天と一体であると言える。 道に合致し、生涯無事でいられる。 「公正無私」言葉では簡単ですが 行うとなると難しいですね。 自身の好悪や先入観で判断しがち になります。 葛藤と戦いながら全責任を負う リーダーを目指したいものですね。 [0回]PR
老子 大人物とは 2018年12月20日 老子 0 昔の真に優れた人物というのは、 微妙深遠で、計り知れない器量を 備えていた。 まず万事に於いて慎重である。 あたかも冬に川を渡るがごとくである。 次に、消極的である。 強国に囲まれた小国の様である。 しかも、重厚である。 招かれた賓客のごときである。 執着せぬ事、氷の解けるようである。 飾り気ない事、原木の様子である。 無心なことは広大な谷の様である。 捉えどころないところは 濁った水のように不透明である。 完全になろうと努めずに おのずと完成される。 みずぼらしさに甘んじて 立派になろうと努めないのは そういう理由からである。 これも勘違いしそうになる けれどやることやったうえで ですね。 怠惰の理由付けには もってこいの理屈に見えてしまい 危険ですね。(笑) 変にかっこつけすぎない と理解しておきましょうか。 [0回]