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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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老子 根元に返る


自意識を捨て去って「静」に返る。
「静」とは何か?

万物は等しく生成発展しているが
循環を経て現象以前の状態に戻る。
草木は茂り栄えるがやがては
その根に返る。
この根元に返った状態を「静」という。

自然必然なのだからこの働きを
「命に復する。」という。
宇宙を貫く法則である。

これを知ることが「明知」である。
知らなければ私意に惑わされ
軽挙妄動し、よからぬ結果を招くのだ。

すべてを包容し、公正無私であることが
徳であり、天と一体であると言える。
道に合致し、生涯無事でいられる。



「公正無私」言葉では簡単ですが
行うとなると難しいですね。
自身の好悪や先入観で判断しがち
になります。
葛藤と戦いながら全責任を負う
リーダーを目指したいものですね。


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老子 大人物とは


昔の真に優れた人物というのは、
微妙深遠で、計り知れない器量を
備えていた。

まず万事に於いて慎重である。
あたかも冬に川を渡るがごとくである。

次に、消極的である。
強国に囲まれた小国の様である。

しかも、重厚である。
招かれた賓客のごときである。
執着せぬ事、氷の解けるようである。
飾り気ない事、原木の様子である。

無心なことは広大な谷の様である。
捉えどころないところは
濁った水のように不透明である。

完全になろうと努めずに
おのずと完成される。
みずぼらしさに甘んじて
立派になろうと努めないのは
そういう理由からである。


これも勘違いしそうになる
けれどやることやったうえで
ですね。
怠惰の理由付けには
もってこいの理屈に見えてしまい
危険ですね。(笑)
変にかっこつけすぎない
と理解しておきましょうか。

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