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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

「社会契約論」 ルソー

国家は人民に共通する
「一般意思」に基づく
契約によって創られるべき
だと説いてフランス革命の
バイブルにもなった
ルソーの代表作。
1762年刊行。

絶対王政の時代、
ヨーロッパ諸国は
「神から権利を
授けられたとされる」
君主が支配していました。

君主の圧政に疑問を
抱いた思想家が社会の
在り方を考え始めるのです。

その一つがルソーの
「社会契約論」です。

まずは国家の現状を
弾糾するところから
始まります。
本来自由のはずなのに
あまりにも不自由だと
いうのです。

具体的に家族のような
システムを構築しては
どうかという主張です。
例えば子供は自分の
自由を親に預けます。
しかしそのおかげで
子どもは安心して
暮らすことが
出来るのです。

同様に全員が全員に
対して自由を譲渡
すれば最終的に
自身の譲渡先は
自分自身になるのだと
主張します。
その場合は欲望の
ままにふるまう
「自然的自由」を放棄し、
理性や義務に従って生きる

「市民的自由」を
手に入れることが
可能だと説きます。

日本風に言うと
空気を読む的な意味です。
集団で生きる以上
あまりに多数に該当しない
行動は避けるべき
なのだという考えです。

これが行き過ぎて
いてかつ、
本質が失われているのが
今の世界かも知れません。

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