忍者ブログ

中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

韓非子 二柄 謎がある方が魅力的だ


好悪をみせるな

人材登用のお話。リーダーとなって人材登用する場合、
リーダーは軽々しく好悪を見せるべきではないと韓非は言われている。
たとえ話としていくつか例を挙げてみよう。


越王 勺践(こうせん)が勇気あるものが好きだと分かると、
越には軽々しく死ぬものが続出した。

楚王 霊王がスリムな女性が好きだと知られると、楚の都では、
絶食してまでやせようとするものがあらわれた。

斉王 桓公が美食家だと知れると、料理人の易牙(えきが)は、
自分の子供を蒸し焼きにしてさしだした。


「リーダーが好悪を見せなければ部下は素をあらわす。
部下が素を表わせばリーダーは騙されることはない。」

社会人になると利害関係が発生した人付き合いがほとんどになりますよね。
好きな部分に取り入ろうとし、嫌いな部分を隠そうと人間はする。
自己の評価を少しでもあげたいから。

ホントに部下を評価するなら、自分の好悪の判断の趣味や嫌いなもの、
イラつくことを見せてはならない。ということですね。
名探偵コナン曰く「ないしょよ、ないしょ。」でしょうか?
( *´艸`)

拍手[0回]

PR