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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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韓非子 備内 油断するな人とは何が善か時に代わる


リーダーの死によって利益を得るものが多くなれば
その命は危ないのである。


部下はリーダーと血縁関係ではない。リーダーの権力に抑えられているだけだ。
したがって部下は隙あらば付け入ろうとリーダーの本心を窺っている。


自分の子を盲信すると腹黒い部下は、リーダーの子供を利用しようとする。
季タイ(りたい)は、趙の恵文王に仕えて、王の父である武霊王を餓死させた。

自分の妻を盲信すると、腹黒い部下は、リーダーの妻を利用しようとする。
優施(ゆうし)は、晋の献公(けんこう)の愛妾 麗姫(りき)に仕え、
世継ぎを殺し、麗姫の子どもを擁立した。

それだけではなく、妻自身が夫の死を望んでいるのかもしれない。
男は50になっても色好みは衰えない。女は30になると色香は衰えてくる。
妻は猜疑心にとらわれる。お家騒動というものは時とともに来るのである。


今の世の中でも同じことが起きてますよね。人間の本質は多かれ少なかれ
利益によって動いてしまい、その時によって何が善か変わってしまうもの。
「用いるのならば、信をもってして用い、信を持てないものは、用いるな。」
と言いますが、核心を突いたドキリとする考察ですね。
リーダーや資産家だけでなく、日常に秘かに住む魔物は人かもしれません。

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