韓非子 五ト（ごと）五種類の害虫に注意

先王の政をもって当世の民を治めんと欲するは、
みな株を守るの類なり

古今、俗を異にし、新故、備えを異にす

民はもとより勢に服し、よく義に懐くは寡なし

父の孝子は君の背臣なり

いつまでも昔のやり方にこだわって今の世の中を治めるのは
切り株の前で獲物がぶつかって倒れるまで待ちぼうけする位のものだ

昔とは時代が違うんだから対応策だって一新しなきゃいかんよ

国民の大半は権力に服従するもんさ。義理に生きる者の
なんと少なき事よ。義を施す前によく時代の流れをみよ。

父親が叱っても言行が改まらなかった子供も、厳罰に処すると聞けば
震えあがり言行を改めるだろう。法律によって治めるのは理にかなっている。


第1に学者、第２に義賊、第３に遊説者、第４に無能の側近、
第５に商人、職人が害虫だと述べている。
共通点は目先の利益に釣られるからかなとの結論かな？