韓非子 説難 説得するのはむずかしい。

およそ説の難きは、説くところの心を知り、
わが説をもってこれに当つべきなり。

事は密をもって成り、語は漏るるをもって敗る。

竜の喉下に逆鱗径尺なるあり。もしこれに嬰るる
者あらば、則ち必ず人を殺す。人主もまた逆鱗あり。

説得するときは、説得する相手の求めている所を知り、
自分の意見をいうところにある。

実行するときは、秘密を守って成功し、言葉に出してしまえば、失敗する。

竜にも触れてはいけないところがあって、触ってしまえば
殺されることだろう。人間もその通りといえる。


確かに言っていることと実際採用する意見が違う場合が多々あると思う。
その人が本来何を求めているのかという観察があって説得ができるのだな。
相手の立場に立ち、自慢に思っていることは否定せず、
サポートするという立場でいくべきだな。