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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

墨子 尚賢(しょうけん)編 言葉と要約


人を視る*
能力主義で縁故や

身分に左右されない
評価をする。



「王侯大人のその国家に親しむや、
その一の危弓(ききゅう)、
罷馬(ひば)、衣装、牛羊(ぎゅうよう)
の財を視るにしかざるか。」

「力ある者は疾(と)くもって
人を助け、
財ある者は、勉めて以って人に分かち、
道ある者は、勧めて以って人に教う。」

「日月の照らす所、舟車(しゅうしゃ)
の及ぶ所、雨露のひたす所、
粒食(りゅうしょく)の民
誉れに進まざるなし。」


上に立つものは誰しも
秩序を保ちより良い社会になってほしい
との思いがあるくせに
人材登用に力を入れようとしない。
例えば弓、馬の扱いが上手いものは
取り立てるがそうでないものは
クビにすると言ったら
競って弓、馬の訓練を始めるだろう。
同様に誠実なものは取り立てるが
不誠実なものはクビにすると
したら徳を競うに違いない。
料理にはプロの料理人、衣装は
プロの裁縫家を雇うはずだ。
同様に優れた人物を雇えば
解決するはずだ。
モノを見るときは冷静に見れるのに
人材登用で目が曇るのはどうしたことだ。

権力のあるものは、疾く世の人の
ために力を発揮するようにし、
金持ちは、進んで世のために
分けるべきであるし、
世の進むべき道が見えるものは
人に道を説いて教えていくのが良い。
各々の長所を生かして社会に
貢献していくことが出来れば
世の中は良くなるのだ。

人材登用を以上のように
適切に行えば、月や太陽の
光が届くところ、雨水が濡らす所
舟や車の通る場所、
穀物が生きる場所、
如何なるところであっても
人々は勤勉で向上心を以って
生き抜くことが出来るのだ。


確かにモノに対しては
自動車ならディーラーに
持ちこむし、スマホでも
壊れたらショップに行きますね。
「餅は餅屋」なんて言いますからね。
能力ある人に仕事を任せるのが
普通って言ったら普通な考えですね。

自分の子供に継がせたいというのが
親心なんでしょうね。
墨子は世襲制を批判されてますが、
その通りかなとも思います。
人を視る簡単なようで奥深い
テーマですね。( *´艸`)




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