孟子 離婁(りろう)編 言葉と要約 2018年10月14日 孟子 0 「殷鑒(いんかん)遠からず、 夏后(かこう)の世にあり」 「桀、紂(けつ、ちゅう)の天下を 失うは、民を失うなり」 「七年の病に三年の艾(もぐさ)を 求むるがごとし」 「人を存る(みる)者は、 ボウ子より良きはなし」 「慮ざる(おもんばかざる)の誉れあり。 全きを求むるの毀り(そしり)あり。」 「君子は終身の憂いあるも、 一朝の患(うれい)なきなり。」 反面教師の事例というのは何も遠い昔の事ではないのだ。 殷の紂王が国を失ったのだって、夏の桀から学んで身を 慎んでいれば防げたことだ。 殷の紂王と夏の桀が天下を失った原因の本質は 民の信頼を失ったということに尽きる。 王には王の臣下には臣下の取るべき道がある。 王になりたがっているのに王たる道を行かないのは、 7年越しの病を治すのに、3年干した艾を探すようなもの で、普段からの準備がないのが原因である。 人を見分けるのに適しているのは瞳を見るのだ どんなに嘘がうまくとも、瞳の動揺はかくせまい。 思いがけない褒め言葉をもらうこともあれば 全力を尽くしても、罵られてしまうこともあるのだ。 毀誉は気まぐれなのだから一喜一憂は無駄である。 君子は生涯の道についての悩みこそあれ、 外部からの悩みなどは持っていないものだ。 なぜならどんな事態になっても自分に振り返り 反省して成長し心が豊かになっていくからだ。 反面教師かぁ誰からであっても学ぶ気持ちさえあれば 学べるというのが孔子の教えですよね。 今の世の中の流れが速すぎて立ち止まって考える。 反省するということが抜けているんでしょうかね? 意識を持ち続けないと油断してしまう私。 一喜一憂してしまうブレブレな私。 大所高所といいながら意見に固執してしまう私。 なかなか今の私にふさわしい言葉たちです。 得てして何も考えてない自分勝手な振る舞いを 続ける人の方が聖人っぽく見えてしまったりで 迷走してます。(;'∀') 自分的まとめ。「行動力と制止力を併せ持つ」 「自己コントロールホストの確立」を目指す。 [0回]PR