戦国策 斉(せい)編② 人それぞれ得手不得手 2018年09月25日 戦国策 0 斉の国にフウケンという男がいた。 貧乏なので生活に困った。 その男は孟嘗君(もうしょうくん)の食客 (客としてとどまりいざというときに力を振るう人たちのこと) になろうとして人に紹介してもらった。 面談では「特技もないし、金もない」と答えたため軽んじられた。 食客になると図々しい態度をとった周りが諫めたが孟嘗君は より礼を尽くし厚遇した。人とは見た目ではわからぬものよ。…と。 ある時領土の民に金を貸していた期日がきたので取り立てを頼んだ。 フウケンは、証文を合わせると火の中に証文を投げ入れ 孟嘗君の命令で借金は帳消しだと勝手に触れた。 帰って「借金を担保に恩義を買ってきました。」と報告した。 ある時孟嘗君は王と対立し辞職に追い込まれた。が領土に帰ろうとすると 民が100里も出迎えにやってきた。子供、老人までも 「これを恩義を買ったというのだな。」 その後、フウケンは「狡兎三窟」として魏、斉、領土と3つの巣穴を 孟嘗君への恩返しとして作ったと言われる。 たしかに現代では能力主義と言えども自己主張が苦手な人もいるわけで 見た目ではわからないですよね。 犬の鳴きまねがうまい人物と盗みがうまい人物が主人の命を 救ったなんていう逸話もありますね。 活用できるかどうかは器の大きさにかかっているのかもしれません。 [0回]PR