戦国策 楚(そ)編 感情とは厄介なもの 2018年09月26日 戦国策 0 嫉妬を操られると…。 秦の張儀(ちょうぎ)が楚を丸め込んだ話 張儀は楚に遊舌に来た際、金が尽きてしまった。ので 供のものが不平を言いだした。 「チョット待っていなさい。すぐ何とかする。」 張儀 「楚王、御用がないようですので晋(しん)に行こうと思いますが 何かご入用はございますか?」 楚王 「金ならあるし、玉や象など山ほどある。なにもいらぬよ。」 張儀 「ならば辺境の御国にはない着飾った天女のごとき女性を 探してまいりましょう。いかかです?」 楚王 「ほう。ではまかせる。」 その費用として、玉を受け取った。 その話を聞いたのは楚王の二人の愛妾。まずいと思った二人は 嫉妬し、張儀に対し1500金を送って女探しをやめるよう 言った。 別れのあいさつにやってきた張儀を酒でもてなす楚王。 張儀 「二人では酒の席も寂しゅうございますね。」 楚王 「では、愛妾二人に歌舞でもさせよう。」 二人を見た張儀は「先日は大変なことを申しました。 ここにおられるお二人こそまさに天女であります。 これでは晋の女性探しは困難を極めます。お許しください。」 そうウヤウヤしく言うと、三人ともにこやかになったという。 無事になにも働かず1500金と玉を手にしたのである。 現代でやるなら犯罪ですね。(;'∀') でも感情を揺さぶって自ら動かして目的を達するというのは すごいですね。 こういう説得法も人間をよく観察した張儀ならではですね。 [0回]PR