戦国策 趙(ちょう)編 信頼するとは 2018年09月30日 戦国策 0 臣下を信頼した王 斉の季伯(りはく)という者が趙の孝成王(こうせいおう) に遊説した。 この男に惚れこみ長官に任命した。(現代なら知事) まもなく季伯が謀反したという知らせが駆け込んできた。 このとき王は食事中であったが、これを聞いても 平然と箸を動かし続けた。 するとまた、李伯の謀反を告げる知らせが到着した。 しかし、王は依然として黙したままである。 そうこうしていると、今度は季伯の使者が駆け付け 情報報告と指示を仰いできた。 「斉が軍勢をまとめ、燕(えん)に向かいました。 私は、斉が反転してわが方に攻撃するのではと思い 防御態勢を整えましたが、斉と燕は合戦に入りました。 ここで両軍の疲れを待って攻撃すれば領土を得ることが出来ます。 出撃の許可をお願いします。」 そう、勝手な軍事行動は長官の役目を全うし国を守る為であった。 このことがあってからは、各長官たちは誰一人自身の信任を疑わず、 忠誠を尽くしたという。 これが、信頼するということなのですね。 おそらく勝手な行動だったのでしょう。その他の武将とかには 反逆にしか見えず、王にも真意がわかってなかった状態でありながら、 ここまで平静を保ち、季伯を信頼し、疑う様相を見せなかった 孝成王はすごいですよね。 なんでも許すとなったら、統率が取れないし、複雑すぎれば 後れを取る。 現代で言えばビジョンとか理念に沿った行動ならば、規則違反 も、会社や社会の為と受け止める度量が必要なのでしょうか? そして最後は自分が責任を負うという気持ちで部下を信頼するという 心がリーダーには必要かもしれません。 [0回]PR