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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

管子 軽重(けいじゅう)編 経済政策


「これを章(あきら)かにするに
物をもってすればすなわち物重し。
章かにするに物をもってせざれば
すなわち物軽し。」

「楚の黄金あるは、斉に菑石(しせき)
あるに中(あた)るあたなり。
いやしくもこれを操りて工ならず、
これを用いて善ならざるあれば、天下、
倪(げい)して是(み)んのみ。」

「国、塩なければすなわち腫(は)る
守圉(しゅぎょ)の国は塩を用うること
独り甚(はなは)だし」

「粟(ぞく)重ければ、万物軽し。
粟軽ければ、万物重し。
両者衡立(こうりつ)せず。」

「下はすなわちその囷京(きんけい)
を実たし、
上はもって上に給し君のためにす。
一挙して名実ともに在るなり。
民なんぞなさざらんや。」


物価は操るのは不可能です。
軽いうわさにも反応するからです。
物を集めておき、
天下の人を集める事が肝心です。

楚の黄金は斉の菑石の様なものです。
取り方や扱い方を誤っているので
国を富ますことが出来ず、人民に
恨みを買っている楚は国土広しといえ
おそるるに足りません。

斉で塩が取れます。それを戦時中の国へ
輸出してはいかがでしょうか?
塩が無くては病人が出ます。
戦時中ならばなおさらです。

穀物の物価があがれば、諸物価は
下がるもので、
諸物価高ければ、穀物が下がるのです。
この二つは両立しません。

大きな穀倉を作り穀物を
拠出するよう命じるのです。
人民のために国庫に穀物が集まり
穀物の物価上昇による恩恵で
農民の懐も潤うことでしょう。
総じて民も官も富むことになります。


今では、一般的であっても
やはりすごいですね。
仕掛けて待つこれが
神髄なのでしょうか。

用意しておいて命じる
結果を予測して準備する

これは、すごく重要な気がします。

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