管子(かんし)大匡(だいきょう)編 管仲の宰相就任 2019年03月11日 菅子 0 「子を知るは父にしくはなく、 臣を知るは君にしくはなし」 「社稷宗廟(しゃしょくそうびょう) を持するものは、事を譲らず、 間を広(むなし)くせず」 「人臣たるものは、君に力を尽くさずば すなわち親信せられず。 親信せられずば、すなわち言聴かれず。」 「召忽(しょうこつ)の死や、 その生くるに賢(まさ)るなり。 管仲の生やその死するに賢るなり。」 子どもを知るには父に聞けば良いし 臣下を知るには君主に聞けば良い。 先祖の祭りごとが絶えるか 国が敗れるか 宗廟が亡びるかしない限り 死ぬべきではない。 人に仕える以上、 君主に力を尽くさねば 信頼されない。 信頼されなければ何を言っても 聞き入れられない。 召忽が死に殉じたのは生きることを 選ぶよりも素晴らしい。 管仲が生きるのを選択したのは 死を選ぶよりも素晴らしい。 この時代仇敵を受け容れた 桓公(後の最初の覇者)はすごいし 前例がない状態での管仲の 国だけではなく天下統一論は 素晴らしいです。 ここから、斉が天下統一を 果たすのですが、 その工程は目を見張るものがあります。 エピソードを交えながら学んでいきます。 [0回]PR