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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

荀子 天論(てんろん)編 言葉と要約


「本(もと)をつとめて用を節せば
すなわち天も貧にする能わず。」

「天を恨むべかざる。その道然ればなり。」

「天と職を争わず。」

「治乱は天にあらざるなり。
治乱は時にあらざるなり。
治乱は地にあらざるなり。」

「人妖はすなわち畏るべし。」

「人を錯きて(おきて)天を思わば、
すなわち万物の情を失う。」



農事に励んで節約に励む者に
天は貧乏をもたらすことが出来ない。
同様に摂生に励み運動を欠かさぬ者に
天は病気をもたらすことができない。
天には天の人には人の役割があるのだ。

天を恨むのは筋違いである。
道に沿っていれば繁栄し、沿ってなければ
枯渇するが道理というものだ。

世が乱れる理由は何だろうか?
天の仕業か?聖王の時代も暗王の時代も
月と太陽の巡りは一緒だ。
では時の流れのなせる業か?
聖王の時代も暗王の時代も
四季は巡る。人が寒がっていても
冬がなくなりはしない。
では、地の仕業か?
土地柄にあった作物なら育つが
違えば枯れてしまう。
それはいつの時代も一緒だ。

天の異変は対策を立てておくだけでよい
真に恐れるべきは人災であるから
日々注意しなければならない。

自然に頼り切って恵みを待つのと
天の作用を知り、利用する者と
どちらが優れていると思う?
天に頼り切った考えを改めねば
天に見放される結果になるだろう。


普段は全く意識しない「天」というものに
ついて述べられている言葉ですね。

1つ目、日ごろからの心掛けが
大事というわけですね。

2つ目、人はどうしても運命を
恨みがちですよね。
才能がないとかお金の事とか
障害は一部そうかもですが。
運命を恨むよりも自身でつかめ
的な考えかなと感じました。

3つ目、確かに自然は大昔から
変わってないですよね。
今異常気象が起こってますが
産業革命で便利になりその代償
なのだから人災と言えますしね。

4つ目、人付き合いは自身の制御が
モノを言いますね。
まだまだな私です。

5つ目、頼ることと頼り切ることは
違いますね。勘違いしないように
したいものです。


そうじて窘められている感じが
しました。また後世の人に向けて
ああせよというのではなく
こうだから考えてみよ。
なんていう荀子の広大な宿題
みたいにも見えます。
ここから皆さんはどんな未来を
作りますか?(創造しますか?)


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