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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

荀子 議兵(ぎへい)編 言葉と要約


「用兵攻戦の本は民を壱(いつ)にするに在り。
よく民を俯する者はこれすなわちよく兵を
用うるものなり。」

「人の情、桀(けつ)、跖(せき)といえども
あにあえてその憎むところのために
その好むところを賊する者あらんや」

「勝ちを急ぎて敗を忘るることなかれ。
その利を見てその害を
顧(かえり)みざることなかれ」

「仁者は人を愛す。人を愛するが故に
人のこれを害するを憎む。」



よく人を用うる者は民の心を一体にする
ことに尽力する。
民が収まっているこの状態を人を
遣うという。

桀王、盗跖のような悪人であっても
憎むものの為に愛する者を傷つけたい
と思うはずがない。
嫌いなリーダーの為に動こうとはしない
それが人の情だ。

勝つことを急いで負けない事を
忘れてはならない。
その利益を見て、その害悪を見逃しては
ならない。

仁者の戦争とは、人を愛するが故
人を害する者を憎むが為起こすもの
最初から勝敗は見えているものだ。


小手先の兵法ではないということですね。
本当の兵法は日ごろからリーダーの
部下への接し方によるものだということですね。

1つ目、部下を治める。簡単な文字ですが
毎日の信頼が一瞬で消えることを考えると
慎重にならざるを得ないということですね。

2つ目、確かに嫌いな人の為に
好きな人を攻めるなんてできないですね。

3つ目、裏表両面から
物事を見るということですね。
勝つ前提であっても敗れる可能性があり
利益の裏には恒久の害悪があるかも
知れないということでしょうか。
これも「遠慮せよ」ということになりますね。

4つ目、愛するが故、憎む
なんか恋愛とかみたいになってきた。
ストーカーの心理?
ここでは、人を愛しているから
傷つけるを許せず憎み戦いに向かってしまう
という意味でしょうね。
民の困っている原因を取り除く、
困っていたら手を差し伸べる。
聞きにくい部分とか日常仕事してると
ありますもんね。( *´艸`)
「分からんかったら聞けよ。」
って言っておいて、「ググれ」
とか言われるともう聞かないと
思っちゃいますもん。(;'∀')

日々誠実に生きる言うは易し
行うは難し。精進ですな。

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