荀子 解蔽(かいへい)編 言葉と要約 2018年10月30日 荀子 0 「およそ人の患(うれい)は、 一曲に蔽われて(おおわれて)大理に 闇き(くらき)にあり。」 「心なるものは形の君なり、 また神明の主なり。」 「およそ物を観るに、疑いありて、 中心定まらずば、すなわち外物清からず。」 人の悩みとは、物事の一面に 捉われ、大きな視点で見ていないことが 原因である。 迷路のようなもの塔の上から見れば 脱出ルートは分かるはずだが、いざ入る となると、何回も行き止まってしまったりする。 心は身体の王であり、 感情や思考の主といってよい。 物事を見るときに疑ってかかり 中心が見えていなければ、 判断はずれてしまう。 善悪好悪の基準も同じと言える。 言葉に一貫性を持たせるのは 正しい心の成せる技である。 1つ目、「大所高所から見よ」 の言葉ですね。高い場所から大きな一面 を見て判断するというのは自身の心 を正してからだと荀子は言って見える。 2つ目、「居は気を変える」なんて言いますが いい住居に住むと心が変わるから 心身も充実するとのことでしょうね。 3つ目、判断基準は人それぞれですが やはり正しい判断には正しい基準 が必要なのですね。 よくモノサシに例えられますね。 大きいモノサシで細かいメモリ を持ったモノサシ作りに励みたいもの です。 [0回]PR