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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

荀子 正名(せいめい)編 言葉と要約


「名に固実なし。これを約してもって
実に命じ、約定まり俗成る、
これを実名という。」

「それ民は一(いつ)にするに
道をもってし易くして
ともに故(こと)をともにすべからず。」

「心の可とするところ理に
中らば(あたらば)
すなわち欲多しといえども、
なんぞ治に傷(そこな)わん。」

「守門(しゅもん)たりといえども、
欲は去るべからず。
天子たりといえども
欲は尽くすべからず。」

「およそ人の取るや、
欲するところいまだかつて
粋にして来たらず。
その去るや、悪(にく)むところ
いまだかつて粋にして往かざるなり。」



昔は物に名前がなかった。同じものを
みて違う名前で呼んでいては
混乱をきたすばかりだ。
古代聖王はモノを分別する名前を
創り、民に布令した。
こうして民は治まったのである。
これを実名という。

民を一つにするには道にかなった
政治をすればよい。
だが民に政治に関わらせては
ならない。

心が制御する限り、
欲がいかに多くても
秩序破壊にはならない。

門番と言えども欲望を捨て去ることは
無理である。
天子と言えども欲望を満たすのは
無理である。

道にかなった欲はどれだけ多くとも
社会や自身の害悪にはならない。
どんどん伸ばすがいい。
捨てるべきは道に外れた欲望だ。
社会や自身に害悪でしかない。


名前の選定からの欲望論
いささか急展開過ぎる気もするが…。

1つ目、今の世の中名前が多すぎる
気もしますね。
企業ごとに勝手気ままに名付けていて
たまに混乱しません?
セメダインとかホッチキスとかは
名称が固有名詞になったそうですね。
流行語とか見ていると、???
になってしまう私。
テレビ全く見ないのがいけないんでしょうが
あふれた情報の中から必要な情報を
取り出すのは慎重に行いたいものです。

2つ目、仕事には分があるということですね。

3つ目、欲にはキリがないと言いますが、
方向性と道にかなった場合はよいぞと
いうことですね。

4つ目、欲に身分差はなく回りを見ると
羨んだり妬んだりしてしまうというやつですね。

5つ目、やはり欲にも判断基準が重要だと
言って見えますね。
私の持論では公的欲望と私的欲望があって
2つのバランスが重要だと思います。
どちらもあっていいし、原動力につながるので
抑制する必要性は感じませんね。
ただ価値観を磨けというところは
賛成です。( *´艸`)

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