韓非子 十過(じっか) 過ちには十種類ある⑥ 2018年09月20日 韓非子 0 6.女に溺れるとあぶない。 昔、戎(じゅう)西方の蛮族の王が秦の穆公(ぼっこう) のもとに、由余(ゆうよ)を使者として送った時の話 穆公は由余に尋ねた。「どのように国を治めるべきか?」 由余は「倹約の道で国を作り、贅沢の道で国を無くす。」 と答えた。 「どういうことか?方法を恥を忍んで聞いておるのだが」 「堯は素焼きの食器で飯食をした。遠くまで権威は及び 服さぬ国は皆無でした。」 「次に舜は木の食器を作り漆や墨で型どるもので飲食すると 前より贅沢だ。と服さぬ国が13出ました。」 「ウの時代では祭器を作りますます贅沢になった結果 服さぬ国は33になりました。」 「殷王朝になると金銀を散りばめ特別の車に乗り 支配に服さない国は53になったのです。」 これを聴いた穆公は隣国に聖人ありだ。国がまずいと 一計を案じ、美女歌舞伎団を戎公のもとに派遣し由余を引き留め 堕落を待った。 1年もたつとき戎の国はガタガタになっていて戎公を見限った 由余の手引きで戎国は秦のものになった。 男の失敗は、女とお金とお酒だと言われています。 リーダーになるには理性が必要なようです。(;'∀') [0回]PR