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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

韓非子 十過(じっか) 過ちには十種類ある④


4.志を忘れ、芸術にのめり込む


昔音楽が生きる楽しみだと言っている王がいた。
ボクスイのほとりで野営していると、耳なれぬ琴の音が聞こえた。

部下の琴の名手に覚えさせた王は別の日の酒宴で各国の王を前に
披露させた。それをあるものが制止した。

「これは、亡国の音楽です。作曲は悪王と名高い紂王に仕え
琴を奏でていた、シエンが作ったものです。」
「紂王が征伐された際、シエンはボクスイに身投げして
死んだそうです。これ以上聞いては国を滅ぼします。」

「わしは音楽が何よりの楽しみじゃ。頼む聞かせてくれ。」
再三の制止を聴かず最後まで聞いた王は、
大風と大雨にあってホウホウのていで国に帰ったが
その国には3年も雨が降らず、王自身も大病に苦しんだ。という。


これは眉唾な感じがします。( ゚Д゚) が志を失い
欲望に負けると手痛いしっぺ返しに合う。との暗示でしょうか。
良い時ほど悪い時に備えなさいと解釈しました。
松下幸之助さん曰く「ダム経営を目指しなさい。」
ということでしょうか。 

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