韓非子 十過(じっか) 過ちには十種類ある④ 2018年09月19日 韓非子 0 4.志を忘れ、芸術にのめり込む 昔音楽が生きる楽しみだと言っている王がいた。 ボクスイのほとりで野営していると、耳なれぬ琴の音が聞こえた。 部下の琴の名手に覚えさせた王は別の日の酒宴で各国の王を前に 披露させた。それをあるものが制止した。 「これは、亡国の音楽です。作曲は悪王と名高い紂王に仕え 琴を奏でていた、シエンが作ったものです。」 「紂王が征伐された際、シエンはボクスイに身投げして 死んだそうです。これ以上聞いては国を滅ぼします。」 「わしは音楽が何よりの楽しみじゃ。頼む聞かせてくれ。」 再三の制止を聴かず最後まで聞いた王は、 大風と大雨にあってホウホウのていで国に帰ったが その国には3年も雨が降らず、王自身も大病に苦しんだ。という。 これは眉唾な感じがします。( ゚Д゚) が志を失い 欲望に負けると手痛いしっぺ返しに合う。との暗示でしょうか。 良い時ほど悪い時に備えなさいと解釈しました。 松下幸之助さん曰く「ダム経営を目指しなさい。」 ということでしょうか。 [0回]PR