老子 無理のない政治 2018年12月22日 老子 0 もっともすぐれた君主のもとでは 人民は君主が存在すること さえ忘れている。 次に良き君主のもとでは 人民は君主を慕い、讃える。 悪しき君主のもとでは 人民は君主を畏れる。 もっとも悪しき君主のもとでは 人民は君主を軽蔑する。 人民を生きるがままに放置する。 それが君主たらん要諦である。 万事を人民に任せっきりにするが 政治は成功する。 それが君主の働きによるものだとは 映らない。 ただなるようになっただけと 思うのである。 どう任せるか、どこまで任せるか によりますね。 現代の会社に当てはめると 任せっきりは難しいかもですね。 やはり企業風土の熟成が終わってから の話になりそうですね。 [0回]PR
老子 根元に返る 2018年12月21日 老子 0 自意識を捨て去って「静」に返る。 「静」とは何か? 万物は等しく生成発展しているが 循環を経て現象以前の状態に戻る。 草木は茂り栄えるがやがては その根に返る。 この根元に返った状態を「静」という。 自然必然なのだからこの働きを 「命に復する。」という。 宇宙を貫く法則である。 これを知ることが「明知」である。 知らなければ私意に惑わされ 軽挙妄動し、よからぬ結果を招くのだ。 すべてを包容し、公正無私であることが 徳であり、天と一体であると言える。 道に合致し、生涯無事でいられる。 「公正無私」言葉では簡単ですが 行うとなると難しいですね。 自身の好悪や先入観で判断しがち になります。 葛藤と戦いながら全責任を負う リーダーを目指したいものですね。 [0回]