老子 大人物とは 2018年12月20日 老子 0 昔の真に優れた人物というのは、 微妙深遠で、計り知れない器量を 備えていた。 まず万事に於いて慎重である。 あたかも冬に川を渡るがごとくである。 次に、消極的である。 強国に囲まれた小国の様である。 しかも、重厚である。 招かれた賓客のごときである。 執着せぬ事、氷の解けるようである。 飾り気ない事、原木の様子である。 無心なことは広大な谷の様である。 捉えどころないところは 濁った水のように不透明である。 完全になろうと努めずに おのずと完成される。 みずぼらしさに甘んじて 立派になろうと努めないのは そういう理由からである。 これも勘違いしそうになる けれどやることやったうえで ですね。 怠惰の理由付けには もってこいの理屈に見えてしまい 危険ですね。(笑) 変にかっこつけすぎない と理解しておきましょうか。 [0回]PR
老子 「道」の働き 2018年12月19日 老子 0 「道」は見てもみえないから 「色がない」と言おう。 聞いても聞こえないから 「音がない」と言おう。 探っても触れないから 「形がない」と言おう。 こうした感覚では突き詰められない もの、個別化できない一般性、 それが道である。 上下の区別や無限の広がり、 絶えることなく続くが それがなんであるか明瞭ではない。 「無」または「おぼろ」とでも言おう。 時を超えて万物を統括する。 道の法則性は古今一貫している。 働きの法則性を見極めることによって 根源としての「道」が見える。 創造力という言葉が沸いてきました。 人の心みたいですね。 形はないが、その人を形づくるうえで 貴いものです。 根底を間違えるとすべてにおいて 間違ってしまう。 よく言われるモノサシの重要性 なんでしょうかね。 言われていることの大きさと 考えなきゃいけないものの 細やかさ、レベル高い話です。 受け取り方で千差万別 奥深い話でした。 [0回]