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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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管子(かんし)大匡(だいきょう)編 管仲の宰相就任


「子を知るは父にしくはなく、
臣を知るは君にしくはなし」

「社稷宗廟(しゃしょくそうびょう)
を持するものは、事を譲らず、
間を広(むなし)くせず」

「人臣たるものは、君に力を尽くさずば
すなわち親信せられず。
親信せられずば、すなわち言聴かれず。」

「召忽(しょうこつ)の死や、
その生くるに賢(まさ)るなり。
管仲の生やその死するに賢るなり。」



子どもを知るには父に聞けば良いし
臣下を知るには君主に聞けば良い。

先祖の祭りごとが絶えるか
国が敗れるか
宗廟が亡びるかしない限り
死ぬべきではない。

人に仕える以上、
君主に力を尽くさねば
信頼されない。
信頼されなければ何を言っても
聞き入れられない。

召忽が死に殉じたのは生きることを
選ぶよりも素晴らしい。
管仲が生きるのを選択したのは
死を選ぶよりも素晴らしい。



この時代仇敵を受け容れた
桓公(後の最初の覇者)はすごいし
前例がない状態での管仲の
国だけではなく天下統一論は
素晴らしいです。
ここから、斉が天下統一を
果たすのですが、
その工程は目を見張るものがあります。
エピソードを交えながら学んでいきます。

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管子とは


管子とは、斉の宰相
 管仲(かんちゅう)
の言行を記したものです。

紀元前701年に宰相になったとされ
るので、
孔子よりはるかに前の人物とされます。

斉の桓公は初めての覇者とされ
その覇業を支えた政治家として有名です。

「倉廩みつればすなわち礼節を知り
衣食たらばすなわち栄辱を知る。」

というのはあまりにも有名な語句ですね。
また「菅鮑の交わり」の語源になった
と言われています。

物質的充足を意識した国作りが
治安や、国民の満足度につながる
と説いた人物で私的には孔子の思想の
準備段階に当たるのかな?
と思ったりします。

今回から管子にスポットを当てていきます。

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