忍者ブログ

中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

資本論 マルクス

余剰価値の搾取により、
労働者が疎外されている
という資本主義の矛盾を
訴え社会主義への移行を
促した、マルクスの著作。
1894年刊行。

マルクスは資本主義の矛盾
に対して平等な社会主義を
構築することを唱えました。
人間がつぎ込んだ労働の量
によって商品の価値が
決まると言います。
これを「労働価値説」
と言います。

例えば工場では生産手段を
資本家が提供し、
労働者がそれを使って
商品を生み出し、
対価として賃金を
受け取ります。
この時設備投資による
生産性向上によって
どんどん減少します。

そうすると労働者の数も
減らされますし、
生産にかかる時間も
減るので賃金も減ります。

その一方資本家は余分に
生産できた分の利益を
自身のものにできます。
これを「剰余価値」
といいます。
これは対価である賃金を
搾取されていると言います。

まずは、生産された商品は
資本家のものになるので
商品から「疎外」されます。

次に、分業されて資本家の
命令で労働に従事します
から労働からも
「疎外」されます。

これを抜け出すためには、
生産手段をみんなで共有し
みんなで分けるという
仕組みにしなければ
いけません。
このように資本主義には
矛盾があり社会主義への
移行をすることが
良いのだとマルクスは
主張しています。

そう考えると株式投資は
資本論的なものでしょうか。
日本の終身雇用や月給制も
この資本論をヒントに
した資本主義への抵抗
かも知れません

拍手[0回]

PR

精神現象学 ヘーゲル

意識が経験を通じて発展し
最後はすべてを見通す
絶対知にまで上り詰める
様子を描いたヘーゲルの著作。
1807年刊行。

まずは、A意識、B自己意識、
C理性に大きく分かれます。
その後Cの段階の中に、
AA理性、
BB精神、CC宗教、
DD絶対知の4つに分けられます。

Aの意識がもっとも低い段階
とされます。
自己と対象はあくまで
主観的なものであると
思い込んでいるからです。
客観的な真理と関連付けて
いるのは自己に他なりません。
それを知ってBの自己意識

へと移行します。
自らが真理を証明するために
対象が必要だと気が付きます。
自らと対象との統一体で
あるC理性へと発展します。

AA理性の中で、
自然的世界の中でも理性が
本質であると述べています。
BB精神のなかで歴史的世界
でも通用し、CC宗教で、
神と理性が和解すると
述べています。
DD絶対知では、
CCの中での神の本質が
自身とも同じであると
悟り絶対知という終着駅に
至るのだと述べています。

 

A○○の時は××するのが常識だ。
→そうなんだ
→それが一致しない対象に遭遇する。

B自身の時は▲▲だよな。
→常識は違うかも…。
→証明するにも例をあげなくちゃな…。

CAA)今の世の中で例えば
〇〇や□□の時は、
▲▲の方が一致するのではないか。

CBB)過去を振り返って
みてもやはり▲▲のほうがいいよな。

CCC)宗教上の教えでも
合致しそうかな。

CDD)やはり〇〇のときは、
▲▲が常識だ。
××するのは間違ってる。

 

このように常識を疑うにも
対象と経験が必要だと
述べているのが精神現象学です。
それが現状把握や過去、
自身の信じている宗教に
照らして考える必要が
あるということですね。

まとめとして「様々な角度から
物事を考えよ」ということです。

拍手[0回]