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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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方法序説 デカルト

あらゆる物事について考え、
疑うことで疑いようのない
特権的な意識を有することが
可能になると主張した
デカルトの名著。
1637年刊行。

4つのステップを用いて
考えることが重要だとの
主張ですね。

1つ目は、
疑いようがない明確な
精神に現れるもの以外を
判断に含まないとする
「明証性の規則」

2つ目は、
物事を小問題に分割して
考えるとする
「分析の規則」。

3つ目は、
単純なものから複雑な
物事へと昇華させて
考えるとする
「総合の規則」。

4つ目は、
漏れがないように
あらゆることを考える
とする
「枚挙の規則」。

「難問は分割せよ。」とは
あまりにも有名な
言葉ですね。
自身の意識は最も
信じられるものでは
なくてはならない。
ということでしょうね。
その意識の固め方の
方法を述べてあるのが
この本なのですね。

デカルトが言うには、
まずは頭の中を
クリアーにして本質を
探っていくことが
重要と述べています。

ここでビジネスに
流用するなら

1.まずは、現状把握が
必要でどんな
問題があるのかを
把握する必要性がある。
「明証性」

2.内部要因か外部要因かを
分解によって考える。
「分析」

3.事象から要因へそして
根本の原因を導く。「総合」

4.まだ現れていない事象
はないかの思考をする。
「枚挙」

となるのでしょうね。
注意点としては売り上げが
減少したときのみ
行うのではなく
上がっているときも
分析する必要がある点です。
自社の長所が評価されたのか。
世間の一時的な
ブームなのかによって

対応を考える必要が
あるからです。

このような思考の中
で自社を
ブランディングしていく
ことをマーケティング
と言います。

 

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「エセー」 モンテーニュ

エッセーの代名詞にも
なっている随筆形式で
綴った、モンテーニュの
代表作で知性の限界に
ついての哲学書。
1580年刊行。

「エセー」は現代のエッセー
つまりは随筆のもとになった
作品でもともとは試すの
「エッセイエ」
に由来するそうです。
随筆は心に浮かんだことを
そのまま書いた作風で、
試し書きあるいは
メモのようなものかも
しれませんね。

まずは、人間観について
最初に書かれています。
「人間というものは
驚くほど空虚な多様な
変動を見せる生き物だ。」と
語り始めます。
そのような人間は目標を
持たないと遮るものが
ない風のように自身を
迷子にしてしまうので
掴まる目標が大事だと
説きます。

また人間の根底には
知りたいという欲求があり
根底に根差したものである
と言います。
それは知識を理性に
よって使い、
それがない時は経験に
よって判断していると
説きます。

経験によって
裏付けされた知識が
知性であり、
理性が用いている状態が
正しい判断力なのです。

またモンテーニュには
自身への問いかけとして
Que sais-je?
(ク・セ・ジュ?)
と自問したそうです。
つまり
「私は何を知っているのか?」
です。

抜群の知性をもつモンテーニュ
ですらこの自問を続けていた。
むしろ満足しないで
知識を求めたから
現世まで著明な人物
として伝えられて
いるのかもしれませんね。

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