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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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「エセー」 モンテーニュ

エッセーの代名詞にも
なっている随筆形式で
綴った、モンテーニュの
代表作で知性の限界に
ついての哲学書。
1580年刊行。

「エセー」は現代のエッセー
つまりは随筆のもとになった
作品でもともとは試すの
「エッセイエ」
に由来するそうです。
随筆は心に浮かんだことを
そのまま書いた作風で、
試し書きあるいは
メモのようなものかも
しれませんね。

まずは、人間観について
最初に書かれています。
「人間というものは
驚くほど空虚な多様な
変動を見せる生き物だ。」と
語り始めます。
そのような人間は目標を
持たないと遮るものが
ない風のように自身を
迷子にしてしまうので
掴まる目標が大事だと
説きます。

また人間の根底には
知りたいという欲求があり
根底に根差したものである
と言います。
それは知識を理性に
よって使い、
それがない時は経験に
よって判断していると
説きます。

経験によって
裏付けされた知識が
知性であり、
理性が用いている状態が
正しい判断力なのです。

またモンテーニュには
自身への問いかけとして
Que sais-je?
(ク・セ・ジュ?)
と自問したそうです。
つまり
「私は何を知っているのか?」
です。

抜群の知性をもつモンテーニュ
ですらこの自問を続けていた。
むしろ満足しないで
知識を求めたから
現世まで著明な人物
として伝えられて
いるのかもしれませんね。

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「パンセ」 パスカル

人間は考える葦である。
という有名な言葉で
お馴染みのパスカルが
1670年に

刊行した道徳的なエッセー。
人間の思考や行動に
鋭く言及した一冊です。

大きく分類して3つの
構成になってます。
1つ目は、人間の偉大さと
脆さについての考察。

2つ目は、その問題を
解決しようとしている
哲学者への批判。
3つ目は、宗教とくに
キリストの愛からの救いを
述べています。

ここで注目すべきはやはり
「人間は考える葦である」
という名言ですね。
人は思考がある分
動物よりも偉大である。
がその反面弱い生き物
でもある。
両面性があるのが
人間であると述べています。

幾何学的思考と
繊細な思考の両方で
思考を巡らせて向上
していくことが重要と
言われています。

幾何学的とは、
合理的な判断。
繊細な思考とは、
感情的判断。

簡単に言えば、
悩んで落ち込んだとか、
問題にぶつかったとしても
考えを巡らすことで
解決していける力を
持っているのが人間
だから目を背けること
なく前を向こうと
述べているのです。

時には前方に崖があった
としても見えないように
障害物で目隠しをしては、
崖に向けて走っていく
ようなこともある。
とパスカルは言います。

確かに分かっている
のだけれど…
なんていう言い訳を
することもありますね。
もちろん私もです。

気を付けます。(;’’)

一冊を通して
哲学?…おおいに結構!
宗教?…おおいに結構!

でも結局は自分だからね
という現代にも通じる応援の
メッセージではないでしょうか。

まあ少し投げやりな
感じに思うと思います。

自身の力ではどうにも
ならないということも
当然あります。

特にビジネスは市場の変化
とともに業績が上下します。
ですがそれを知っていれば
手を打つことが出来るのです。
このような名著
一度読んでみては
いかがでしょうか。

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