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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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ざっくりイギリス

地政学的位置づけ 
シーパワー国家
ヨーロッパのバランサー

19世紀には大英帝国と
してユーラシア大陸の外壁の
部分を支配した巨大国家に
成長しました。

1900年代に衰退を
迎えるもオフショア・
バランシングによって
小規模国家でありながら
「栄光ある孤立」の立場を取り、
EU加盟国ながら独自通貨の使用、
入国の際パスポートが必要等
独自路線で優遇されています。
最近でもEU離脱問題でも
めていますよね。

原因と背景を見ていきましょう。

18世紀産業革命が起き、
世界に先んじて
資本主義体制を確立します。
島国でシーパワー国家の
イギリスは防御に優れています。
その分兵力を他国侵略に
使い自国の優位性である
海上交通路整備の為

シーレーンに沿って領土を
広げます。
1899年から始まった
南アフリカ戦争では、
植民地拡大は成したものの
兵員45万人と莫大な経費の
消費により衰退します。
またロシア、ドイツなどの
新興国が力を付けます。
衰退後は、ドイツの台頭や
ロシアの脅威などに対し
オフショア・バランシングで
対抗(1国がヨーロッパ諸国
の統一を阻止するため
外交的介入を行うこと)
するのが基本的な
立ち位置になります。

EU加盟も自国の利益の為
でしたが移民の流入が
止まらない問題から
工場勤務者等が仕事を
奪われる等の不安を抱くこと
になりEU離脱構想が
生まれ今に至ります。

EUの離脱によるメリット
デメリットですが、
メリットは移民流入阻止
(最大年間30万人とも)
が一番です。
他にも元の体制の復活
(栄光ある孤立)
ぐらいでしょうか。
デメリットは加盟時の特権の
喪失ですね。
関税における欧州諸国との
貿易優遇処置、
スコットランドと北アイルランドが
イギリスからの独立の様相を
見せていること。
諸外国企業の撤退
(輸出企業は税金優遇と
関税による喪失の軽減
というメリットが消えて
しまうのでイギリスにいる
意味が薄まる)
が起きる為なかなか
決着しませんね。
どうなっていくのか欧州
から今後目が離せません。

中国には新たな投資先と
して接近しつつ、
日本とも現状良好な関係。
大英帝国で失った植民地を市場

で確保する為投資に力を
入れている現状です

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ざっくりアメリカ


地政学的位置づけ
 孤立した島国
(巨大シーパワー国家)

建国したのは、
「新約聖書」の教えを厳格に
守る「ピューリタン」
(清教徒)*1

イギリスで弾圧にあった
彼らはアメリカの大地に
渡り開拓者精神で大自然や
原住民と戦い家族を養った
バックグラウンドがあります。
(すべては自己責任)という
考え方です。

また法律についての意識が高く、
「救急車の後を弁護士が
追いかける」なんていう
言葉もあります。

自らが考えて司法を良く
していこうという考えも
あり日本とは風土や
意識から違います。

アメリカの地政学者 
アルフレッド・マハンが
「歴史上海を制した国家が
世界の覇権を握ってきた」
とし、海上権力史論を
著しやがて
第二次世界大戦に
つながっていきます。

また現在の地政学的観点の
戦略に多大な影響を
与えた人物として、
ニコラス・スパイクマン
がいます。

「平和の地政学」を著した人物で
核心としては
「リムランドのヘリを
押さえた者がユーラシアを制し、
ユーラシア大陸を制したものが
世界を制する」
との考え方です。
中東や日本の北方領土に
まで口出しする理由は
もうわかりますね。
アメリカは間違いなく
戦略的な外交姿勢です。
世界の軍需費用の約35%が
アメリカで、
名目GDPの約25%が
アメリカから生み出されています。

移民問題がアメリカの
問題点になります。
トランプさんの国境に
壁を作るの発言も
一時話題に上りましたね。
2050年には移民が30%を
超えてしまうとの予測もあり、
バックグラウンドの
開拓者精神が失われ
享楽主義的になってしまう
ので歓迎できないのですね。
世界のパワーバランス的
にもあまりよくはない事です。

1…ピューリタン…
ユダヤ教から派生した
キリスト教徒、
イギリス国教会の主教制度に
反発した
カルバン派。
イギリスでは強い反発に
あいアメリカに渡り
開拓して建国する。

今でもアメリカ大統領が
聖書に手を置いて宣誓
するのはこういった
背景があります

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