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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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「社会契約論」 ルソー

国家は人民に共通する
「一般意思」に基づく
契約によって創られるべき
だと説いてフランス革命の
バイブルにもなった
ルソーの代表作。
1762年刊行。

絶対王政の時代、
ヨーロッパ諸国は
「神から権利を
授けられたとされる」
君主が支配していました。

君主の圧政に疑問を
抱いた思想家が社会の
在り方を考え始めるのです。

その一つがルソーの
「社会契約論」です。

まずは国家の現状を
弾糾するところから
始まります。
本来自由のはずなのに
あまりにも不自由だと
いうのです。

具体的に家族のような
システムを構築しては
どうかという主張です。
例えば子供は自分の
自由を親に預けます。
しかしそのおかげで
子どもは安心して
暮らすことが
出来るのです。

同様に全員が全員に
対して自由を譲渡
すれば最終的に
自身の譲渡先は
自分自身になるのだと
主張します。
その場合は欲望の
ままにふるまう
「自然的自由」を放棄し、
理性や義務に従って生きる

「市民的自由」を
手に入れることが
可能だと説きます。

日本風に言うと
空気を読む的な意味です。
集団で生きる以上
あまりに多数に該当しない
行動は避けるべき
なのだという考えです。

これが行き過ぎて
いてかつ、
本質が失われているのが
今の世界かも知れません。

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方法序説 デカルト

あらゆる物事について考え、
疑うことで疑いようのない
特権的な意識を有することが
可能になると主張した
デカルトの名著。
1637年刊行。

4つのステップを用いて
考えることが重要だとの
主張ですね。

1つ目は、
疑いようがない明確な
精神に現れるもの以外を
判断に含まないとする
「明証性の規則」

2つ目は、
物事を小問題に分割して
考えるとする
「分析の規則」。

3つ目は、
単純なものから複雑な
物事へと昇華させて
考えるとする
「総合の規則」。

4つ目は、
漏れがないように
あらゆることを考える
とする
「枚挙の規則」。

「難問は分割せよ。」とは
あまりにも有名な
言葉ですね。
自身の意識は最も
信じられるものでは
なくてはならない。
ということでしょうね。
その意識の固め方の
方法を述べてあるのが
この本なのですね。

デカルトが言うには、
まずは頭の中を
クリアーにして本質を
探っていくことが
重要と述べています。

ここでビジネスに
流用するなら

1.まずは、現状把握が
必要でどんな
問題があるのかを
把握する必要性がある。
「明証性」

2.内部要因か外部要因かを
分解によって考える。
「分析」

3.事象から要因へそして
根本の原因を導く。「総合」

4.まだ現れていない事象
はないかの思考をする。
「枚挙」

となるのでしょうね。
注意点としては売り上げが
減少したときのみ
行うのではなく
上がっているときも
分析する必要がある点です。
自社の長所が評価されたのか。
世間の一時的な
ブームなのかによって

対応を考える必要が
あるからです。

このような思考の中
で自社を
ブランディングしていく
ことをマーケティング
と言います。

 

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