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中国古典に学ぶ 兵法の現代活用

現代で様々な兵法を活用すれば活躍できそうですよね。 あまり書いている人いなさそうなのでさまざまな兵法書、 政治書から生き方を読み解き感想を添えています。 自分で書きながらアウトプットするためのブログです。 1記事1~3分で読める位にまとめてあります。

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色を以って人に事うる者は、色衰えて愛緩む。


読んで字のごとく
若いうちは美貌で
気を引くことが出来るが
年老いてくると気持ちが離れていく
という意味。

一般に一夫多妻制の女性への
言葉。

これを引用して暗躍したのが
呂不韋である。

当時の秦国太子、安国君の
寵愛していた華陽婦人を
子どもがいないままだと
捨てられますぞ。と言って
口説き落とし、
華陽婦人の養子にして
後の始皇帝の父になる子楚を
跡継ぎにさせるように仕向けた。


これは女性ばかりじゃないですね。
学歴を誇っている人ならば
期待されての入社なんだろうけど
仕事できなければ評価ダウンは
高卒とは比べれないですよね。

今の時代自身のどこをアピール
するのか?なにを伸ばすのか
決して他人事には思えない
一文ですね。

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倚門の望(いもんのぼう)


門で我が子の帰りを待ち望む
母親の心情を表わす言葉。

「倚閭の望(いりょのぼう)」
ともいう。


15歳の若さで王に仕えた
王孫賈(おうそんか)の母の言葉。

「あなたが、朝出かけ夕方帰るとき
家の門にもたれて待っています。
また、夕方出かけ朝帰るときは
村の入り口の門で
もたれて待っているのです。
今、戦で敗北し、王の行方が分からぬ
からと大切なご主君を探さず
おめおめ家に帰ってくるとは
何事ですか?」

はたと我に返った王孫賈は奮起し、
王の仇討の兵を挙げ、恥をすすいだ
のである。


発破をかける言葉だったのですね。
もっと孝行しなさいという言葉
かと思いました。

気丈な母ですね。心配して待っている
息子が死んでしまうかもしれない
選択をするかもと
思わないはずないんですが、(;'∀')

それを受けて行動した王孫賈も
立派ですよね。しかも15歳で
決死の覚悟で仇討ちとは……。

送り出した後の
母の気持ちを考えると複雑です。

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